シートの塗装
私が購入したソロシートは、合皮(合成皮革)で作られている。
合皮は安くて劣化しにくく、本革よりも手入れが楽なメリットもある。
ただ、使い込んでもビンテージ感は殆ど出ない。
過去の写真の使い回しで申し訳ないが、いかにもビニールレザーと言う感じ。
そこで、塗装で誤魔化す事にした。
シリコンオフで脱脂した後に、定番塗料の染めQ(エスプレッソブラウン)を使用した。
そのまま塗装してしまうと、色が変わるだけで質感の変化を出せないので、ラッカー薄め液で所々の塗料を落とし、革特有の染めムラを表現してみた。
塗料が少し乾燥した状態の時に、ラッカー薄め液をキムワイプに染み込ませ、トントンと叩く様に少しずつ塗料を落とす。
簡単に落ちてしまうが、落とし過ぎてしまっても再度塗装すれば何度でもやり直せる。
光ってしまい見にくいが、ムラの具合がお分かり頂けるだろうか?
染めムラの他に、凸部の染めが擦れ落ちてしまった状態も再現してみた。
染めQの使用方法のレビュー類を読むと、「そのままだと色落ちや劣化しやすい。」との意見があったので、レビューを参考に染めQの保護艶出し塗料を最後に吹いて完成
更に光ってしまって分かりにくいが、実物を見るとなんとなく革っぽくなっていると思う。
何度でも修正がが可能なので、もっと大胆にやった方が良かったかも知れない。
また、今回は一色のみの使用だったが、黒や他の茶色を併用した方が、更に良い出来上がりになると思う。
まあ、初めての挑戦にしては、上出来だろうと自己満足w
ちなみに染めQを使用した事自体が初めてなのたが、今まで使った塗料とは全く違う溶剤の臭いがした。
(過去に使った塗料は数えきれないくらいの種類)
塗料としてはかなり高額で、こうした特殊な用途以外には使う気になれない。